YouTubeコラボレーターの使い方|招待・承認の手順を解説
はじめに|コラボレーター機能で広がる共同投稿
YouTubeに「コラボレーション」という公式機能が追加されたのをご存知でしょうか。2025年秋ごろから順次提供が始まった機能で、1本の動画に複数のクリエイターをコラボレーター(共同編集者)として登録できます。
これは従来の「コラボ動画」(複数のチャンネルが一緒に撮影・出演すること)とは別の機能です。コラボレーター機能を使うと、投稿者のチャンネルにある動画に、相手のチャンネル名と登録ボタンが並んで表示されます。相手の登録者のフィードにも動画が届くため、お互いの視聴者に自然にリーチできる仕組みです。
この記事では、YouTube Studioでのコラボレーターの招待方法、招待された側の承認手順、収益の扱い、そしてうまくいかないときの対処法まで解説します。
コラボレーター機能の仕組みと基本ルール
視聴者に表示されるもの
コラボレーターが招待を承認すると、動画の上部に投稿者とコラボレーター全員のチャンネル名・アイコン・チャンネル登録ボタンが並んで表示されます。視聴者はそのまま未登録のチャンネルを登録できるので、お互いのチャンネルを知ってもらえる導線になります。
対応しているコンテンツ
コラボレーターを招待できるコンテンツの種類は以下のとおりです。
コンテンツの種類 | コラボレーター招待 |
|---|---|
長尺動画(通常の動画投稿) | 対応 |
ショート動画 | 対応 |
アーカイブ済みのライブ配信 | 対応 |
配信中のライブ | 非対応 |
ライブ配信中の動画にはコラボレーターを追加できませんが、配信が終わってアーカイブになった後であれば追加できます。ショート動画も対応しているので、短い動画でもクレジットを共有したいときに使えます。
収益は投稿チャンネルに帰属する
コラボレーション動画の広告収益は、動画を投稿したチャンネルがすべて受け取ります。コラボレーターへの自動的な収益分配はありません。これはYouTubeヘルプにも明記されています。収益を分け合いたい場合は、事前に当事者間で取り決めておく必要があります。
ブランドパートナーとの違い
YouTube Studioには「ブランドパートナー」という似た名前の機能もあります。ブランドパートナーは企業案件(有料プロモーション)のための機能で、広告主に動画のパフォーマンスデータの閲覧や広告としての使用を許可するものです。一方、コラボレーターはクリエイター同士が動画にチャンネル名を並べて表示する機能で、広告に関する権限は含まれません。目的がまったく異なるので、混同しないようにしましょう。
コラボレーターを招待する手順
コラボレーターの招待はYouTube Studioから行います。PC(ブラウザ版)とスマホ(アプリ版)のそれぞれの手順を紹介します。
PCの場合(YouTube Studio)
YouTube Studioにログインします。
右上の「作成」をクリックし、「動画をアップロード」を選択します。すでに公開済みの動画に追加する場合は、左メニューの「コンテンツ」から該当動画の詳細画面を開きます。
「詳細」セクションにある「視聴者」の下の「すべて表示」をクリックして、設定項目を展開します。
「コラボレーション」の項目にある「コラボレーターを招待」をクリックします。
招待したいクリエイターのチャンネル名やハンドル(@名前)で検索し、選択します。
「リンクを作成」をクリックして招待リンクを生成します。
生成されたリンクをコピーし、メールやSNSなどで相手に共有します。
コラボレーターは1本の動画に最大10人まで招待できます(YouTubeヘルプ、2026年8月時点)。なお、一部のブログ記事では「最大5人」と書かれていることがありますが、公式ヘルプの記載は10人です。
スマホの場合(YouTube Studioアプリ)
YouTube Studioアプリを開きます。
上部の作成アイコンをタップし、アップロードする動画ファイルを選択します。
「詳細の追加」セクションで「コラボレーション」をタップします。
「コラボレーターを招待」をタップし、チャンネルを検索して選択します。
招待リンクが生成されるので、相手に共有します。
YouTube StudioアプリはAndroid・iPhoneのどちらにも対応しています。一部のブログ記事に「スマホアプリでは非対応」と書かれている場合がありますが、それは機能の初期テスト段階での情報で、現在は公式ヘルプにスマホ版の手順が掲載されています。
公開済みの動画にも追加できる
コラボレーターはアップロード時だけでなく、すでに公開されている動画にも後から追加できます。YouTube Studioの「コンテンツ」一覧から動画の詳細を開いて、同じ手順で招待してください。過去にアップロードした動画の共同制作者をあとからクレジットしたいときに便利です。
招待されたときの承認方法
ここまでは招待する側の操作を説明しましたが、コラボレーターとして招待された側にも操作が必要です。招待されただけでは動画にチャンネル名は表示されず、本人が承認して初めて反映されます。無断でコラボレーターとして表示されることはないので、安心してください。
承認の手順
招待者から共有された招待リンク(URL)をクリックします。
「コラボレーションに招待されています」という画面が表示されるので、動画の内容を確認します。
問題なければ「承認」ボタンをクリックします。
承認が完了すると、動画にあなたのチャンネル名と登録ボタンが表示されるようになります。
承認後は、YouTube Studioの左メニュー「コンテンツ」から「コラボレーション」タブを開くと、自分がコラボレーターとして参加している動画の一覧を確認できます。動画のパフォーマンスデータもここから閲覧できます。
アナリティクスの共有設定
招待する側は、コラボレーターにアナリティクス(再生回数・視聴者層などのデータ)を見せるかどうかを選べます。あとから「分析情報の表示を許可しない」に切り替えることもできるので、共有の範囲を柔軟にコントロールできます。
コラボレーターの削除・解除
コラボレーションを終了したくなった場合は、動画の詳細ページでコラボレーションの項目を開き、該当するコラボレーターの「削除」ボタンをクリックすると解除できます。削除すると、その動画から相手のチャンネル名と登録ボタンの表示が消えます。再びコラボレーターに戻したい場合は、新しい招待リンクを発行し直す必要があります。
うまくいかないときの確認ポイント
「コラボレーターを招待」が表示されない
コラボレーション機能は2025年秋から段階的に提供されています。まだチャンネルに機能が届いていない可能性があるので、YouTube Studioアプリやブラウザを最新版に更新してから確認してみてください。
スマホアプリで見つからない場合は、PCのブラウザからYouTube Studio(studio.youtube.com)にアクセスして確認してみましょう。PC版では「詳細」の「すべて表示」をクリックした先に「コラボレーション」の項目があります。
チャンネルがYouTubeのコミュニティガイドラインに違反している状態(警告を受けている場合など)だと、一部の機能が制限されることがあります。チャンネルのステータスを確認してみてください。
招待リンクが承認できない
招待リンクの有効期限が切れている場合があります。投稿者に連絡して、新しいリンクを再発行してもらいましょう。
YouTubeにログインした状態でリンクを開いているか確認してください。ログインしていないと承認画面が正しく表示されません。
複数のGoogleアカウントでログインしている場合は、コラボレーターとして登録したいチャンネルのアカウントに切り替えてからリンクを開き直してください。
反映されるまでの時間
コラボレーターの承認後、検索結果やおすすめへの反映には少し時間がかかる場合があります。YouTubeヘルプにも「検索結果やおすすめにすぐに変更が反映されない場合がある」と記載されているので、承認直後に変化がなくてもしばらく待ってみてください。
企業案件での注意点
企業からの依頼で作成した動画(有料プロモーション)にコラボレーターを追加する場合は、動画の設定で「有料プロモーション」にチェックを入れる必要があります。コラボレーター機能とブランドパートナー機能は別物なので、広告案件では両方の設定を確認しましょう。
まとめ
YouTubeのコラボレーション機能は、1本の動画に複数のクリエイターのチャンネル名と登録ボタンを表示できる公式機能です。投稿者がYouTube Studioから招待リンクを生成し、相手が承認するだけで設定できます。ポイントをまとめると次のとおりです。
長尺動画・ショート・アーカイブ配信に対応(ライブ配信中は不可)
最大10人のコラボレーターを招待できる
収益は投稿チャンネルに帰属し、自動分配はされない
公開済みの動画にも後から追加できる
相手の承認なしにコラボレーターは表示されない
動画の共同制作者をきちんとクレジットしたいとき、お互いのチャンネルの認知を広げたいとき、ぜひ活用してみてください。
なお、動画を特定の相手だけに見せたい場合は、コラボレーター機能ではなく非公開動画の共有機能を使います。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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